[メイン] GM :  

[メイン] GM : 「こんな話がございます」

[メイン] GM : 「かつて、かつて大昔」

[メイン] GM : 「先祖の先祖の先祖…まだ魚に足が生えたような、生き物のはじまりの延長線で」

[メイン] GM : 「偶然、水に満たされた故郷を捨てた者が居ました」

[メイン] GM : 「何も無い空を吸い、光が遮られない朝を見上げ」

[メイン] GM : 「そうして、たかだか地球の三割四割程度の地表に、生き物が蔓延したのです」

[メイン] GM : 「…そんなものですから、貴方共人間の皆さま、時たま言われることとして」

[メイン] GM : 「母なる海、と形容するそうですね」

[メイン] GM : 「こういった言い方も野暮ですが」

[メイン] GM : 「もはや、数百数千の世代が帰らぬ家を母と仰ぐのは」

[メイン] GM : 「些か無理がありませんかね?」

[メイン] GM : 「そういうものでもない?」

[メイン] GM : 「…今宵の話も、そんなところ」

[メイン] GM : 「【夜明けのコップと塔】」

[メイン] GM : 「区切りの度に、帰郷に焦がれるものです」

[メイン] GM :  

[メイン] GM : -時刻[22:10]

[メイン] GM :

[メイン] GM : 【現在地】神石灯市街北

[メイン] GM : Side:今後参加するあなたの友人予定の人

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 年が暮れる、日が暮れる
暗がりの空に白い息

[メイン] GM : ここは神石灯街
どっか近畿辺りの田舎かなにか

[メイン] GM : …今重要なのは、土地の情報

[メイン] GM : この神石灯は、窪地となっている
過去の地震やら火山やらの影響だそうで

[メイン] GM : 言うなれば、お椀か丼か
綺麗に窪地となっている

[メイン] GM : そんな器の底に、人の生活を敷き詰めて
街の名前を冠した場所が"神石灯"名前の由来は不明

[メイン] グレーテル : 「さて」

[メイン] グレーテル : 手にはタブレット、内容はメモ
書き始めは20時きっかり

[メイン] グレーテル : 東南西北、とくるりと街を回り記録するのは
それぞれの地点の海抜か

[メイン] グレーテル : 「…時刻はそろそろ余裕もない頃」
「約束を忘れていないと良いけど」

[メイン] グレーテル : スマホを取り出し、メッセージアプリを起動する
流石に予定を忘れているとは思わないが…

[メイン] グレーテル : 何分、忙しい時期だ
手が回らない事もあるだろう

[メイン] グレーテル : 一先ず、該当の人物を選択し
些細な確認事項の会話などを見返しつつ打ち込む

[メイン] グレーテル : 『予定忘れてないでしょうね』
『待ち合わせ場で待つ』

[メイン] グレーテル : [規定時刻までに着席]→Side:PC
[着席なし]→Side:グレーテル(2)

[メイン] グレーテル :

[メイン] GM : Side:グレーテル(2)

[メイン] グレーテル :

[メイン] グレーテル : 「…来ないわね」

[メイン] グレーテル : 「仕方ない、全く…こんな時期にやることじゃないわ」

[メイン] グレーテル : 息を吐き、予定を改定する

[メイン] グレーテル : 『待ち合わせ場所を変えるわ、"市街南"で』

[メイン] グレーテル : 『待ち合わせをすっぽかしたんだし、差し入れでも用意しておきなさい』

[メイン] グレーテル : と、書き込んだのち
荷物を持って歩き出す

[メイン] グレーテル : 十時半も過ぎれば、仕事の光も減ってくる

[メイン] グレーテル : 地方なら猶更だ、仕事納めと言うものもあるだろう

[メイン] グレーテル : …年末の際まで仕事に追われるのは不条理なものだ、と思いつつ

[メイン] グレーテル : 「ま、人が掃けるなら好都合だし」

[メイン] グレーテル : そのまま、移動をし始めた

[メイン] グレーテル :  

[メイン] グレーテル : [規定時刻までに着席]→Side:PC
[着席なし]→Side:グレーテル(3)

[メイン] グレーテル :

[メイン] GM : >石田雨竜がログインしました

[メイン] GM : >シナリオチェック-進捗参照

[メイン] GM :  

[メイン] GM : Side:PC

[メイン] GM : 【現在地:市街中央】

[メイン] GM :

[メイン] GM : 貴方は、用事か、仕事か、或いは転寝から解放され

[メイン] GM : 同時に気付くでしょう

[メイン] GM : 通知と、時刻のオーバー

[メイン] GM : 貴方の約束に応じた時間より、+30分の超過

[メイン] GM : さて、どうしましょうね

[メイン] GM : 【選択肢】
①.今すぐ行こう、グレーテルへ会う
②.それよりこの場でゆっくり探索する余裕が大事だ
③.自由提案

[メイン] 石田雨竜 : 約束を破ったのなら…
僕は謝らないといけない

[メイン] 石田雨竜 : なぜなら僕らは友達だからだ

[メイン] 石田雨竜 : 友達だから好きなお菓子知ってていい?

[メイン] GM : いいよ

[メイン] GM : 貴方の知り合いのグレーテルはお菓子が好きで強奪も躊躇いません

[メイン] GM : 特に好きなのは甘い物、ケーキとか

[メイン] 石田雨竜 : お菓子の家とは言えおおざっぱすぎるだろ!!!

[メイン] GM : ではアイデアで判定していいです

[メイン] 石田雨竜 : CCB<=60 アイデア (1D100<=60) > 17 > 成功

[メイン] GM : ピコン!

[メイン] 石田雨竜 :

[メイン] GM : 偶然、今欲しがってそうなお菓子が浮かぶ…

[メイン] GM : …寒い日だしあったかいものがいいだろう
丁度視界の端にベビーカステラの販売車が映る

[メイン] GM : 走ってあったかいうちに食わせれば
機嫌をあまり損ねずに済むかもしれない

[メイン] 石田雨竜 : 「2000…いや5000円分くれ、冷めない様によく包んで」

[メイン] GM : 「えっそんなに!?」

[メイン] GM : 「わかりました…」

[メイン] 石田雨竜 : 買ったら飛廉脚で急ぐぞ 来い

[メイン] GM : 店主は5000円分受け取り
軽く計算したのち

[メイン] 石田雨竜 : よく食べるし遅れた
これくらい必要だろう

[メイン] GM : 320個入りの大袋をくれた
時刻も遅く割引が掛かっていたようだ

[メイン] GM : では振ってください

[メイン] 石田雨竜 : CC<=80 飛廉脚! (1D100<=80) > 21 > 成功

[メイン] GM : では貴方は驚く程素早く目的地へ…

[メイン] GM :  

[メイン] GM : Side:グレーテル&PC

[メイン] GM :

[メイン] グレーテル : 「遅い」

[メイン] グレーテル : 「で、その甘い匂いは何」

[メイン] グレーテル : 「言い訳は聞いてあげる」

[メイン] 石田雨竜 : 「悪かった」
320個入りの袋を開いて差し出す
外気に触れて湯気が昇る

[メイン] グレーテル : 「…」

[メイン] グレーテル : 「多いわね、いいでしょう」

[メイン] グレーテル : 「何で遅れたの」
頬張りつつ

[メイン] 石田雨竜 : 「年末だから」

[メイン] グレーテル : 「らしいわね」

[メイン] グレーテル : 「…あむ」
飽きずに食べつつ

[メイン] 石田雨竜 : 「知り合いと用事が伸びた。すまない」

[メイン] グレーテル : 「良いわ」

[メイン] グレーテル : 「…さて、それじゃあ本題ね」

[メイン] 石田雨竜 : 「聞かせてくれ」

[メイン] 石田雨竜 : 「一体なにをするんだ」

[メイン] グレーテル : 「…そうね、目的だけど」

[メイン] グレーテル : 「この町から出るわ」

[メイン] グレーテル : 「ただし、現状手段が無い…と言っておく」

[メイン] 石田雨竜 : 「なにいってるんだ」

[メイン] グレーテル : 「そうね、一つずつ説明しましょう」

[メイン] 石田雨竜 : 「自転車だって徒歩だって…」

[メイン] グレーテル : 「まず電車だけど"復旧未明の運休"だと確認した」

[メイン] グレーテル : 「そしてその手段だけど…」

[メイン] グレーテル : 「ここの地形を覚えてないのかしら」

[メイン] 石田雨竜 : 「………?」

[メイン] 石田雨竜 : このままだと石田が馬鹿になるからアイデアさせて

[メイン] グレーテル : いいよ
というか卓の最初に説明は入れてるけど

[メイン] 石田雨竜 : 思ったより大事な説明があったァ!!!

[メイン] グレーテル : この地形は窪地となっているわけで
つまり…出るのに一苦労するわけね

[メイン] グレーテル : まぁ、それでも普通は出入りできるようになってるけど

[メイン] 石田雨竜 : 軌道修正するぞ

[メイン] 石田雨竜 : 「窪地だけど…まさか坂を登れないほど」

[メイン] グレーテル : 「普段は整備された道もあるんだけど」

[メイン] 石田雨竜 : 「日頃の運動が足りてないんじゃないか?」

[メイン] グレーテル : 「今朝から妙な様子でね、確認してきたの」

[メイン] グレーテル : 写真を見せる

[メイン] 石田雨竜 : 見る

[メイン] グレーテル : そこには…道路工事やらで封鎖していたり
事故の調査やらで交通止めになっている様子

[メイン] グレーテル : 「無理やり通れないかとも思ったけど、一人だと面倒だからやめた」

[メイン] グレーテル : 「山道は…この時間から登りたい?」

[メイン] グレーテル : 「まぁ、"迷わない準備がある"ならいいけど」

[メイン] 石田雨竜 : 「なんだか…屍鬼を思い出しそうだ」

[メイン] 石田雨竜 : 「でもグレーテル」

[メイン] グレーテル : 「ええ」

[メイン] 石田雨竜 : 「町を出たいんだろ」

[メイン] グレーテル : 「ええ、検証の為にも」

[メイン] 石田雨竜 : 「なら試すべきだ。協力もする」

[メイン] 石田雨竜 : 「山道は向いてないだろうから」

[メイン] グレーテル : 「嫌でも手伝わせるつもりだったけど、ありがたいわね」

[メイン] グレーテル : 「それじゃあ、事前に調べて置いた状況を共有するわ」

[メイン] 石田雨竜 : 「待たせたせいか?」

[メイン] グレーテル : 【交通状況】
・道路→なぜか偶然、すべて事故や工事で封鎖
・電車→遅延状態、復帰未明
・ケーブルカー→稼働時間終了→動かせる?
・トンネル→工事中断により未開通

[メイン] グレーテル : 「最初からそのつもりだけど」

[メイン] グレーテル : メッセージアプリでメモ帳を共有しつつ

[メイン] 石田雨竜 : 「これ」

[メイン] 石田雨竜 : 明らかにおかしい

[メイン] 石田雨竜 : スマホで街の名前でリアルタイム検索をかける

[メイン] 石田雨竜 : 「他の人も気が付いてるはずだ。年末だからって家から出ないばかりじゃないぞ」

[メイン] GM : Twitter(Xではない)では
実際に運休の事に対する違和感や、愚痴で溢れているでしょう

[メイン] GM : しかし、年末に無茶いうなとかそういう場外乱闘であやふや

[メイン] GM : 運営会社では、原因究明中という発信で終わっています

[メイン] グレーテル : 「実際、おかしいとは思うけど」

[メイン] 石田雨竜 : 「そうだな、困ってる人が他にもいそうだ」

[メイン] グレーテル : 「改めて、調べ直してみる?」

[メイン] グレーテル : 「ただ、そうね…何か妙ね、貴方の言うことで思い出したけど」

[メイン] グレーテル : 「さっき、SNSで見てた投稿…わかる?」

[メイン] 石田雨竜 : 「どれだ?」

[メイン] グレーテル : 「写真付きの投稿とか、アカウントの情報を見返すと」

[メイン] 石田雨竜 : 画面スッス

[メイン] グレーテル : 「文句を言ってる投稿には、町の外からのモノしかない」

[メイン] グレーテル : 「つまり、内から出られないことに対して何か騒ぐアカウントがないの」

[メイン] グレーテル : 「偶然かもしれないけど、そもそも駅だってスカスカだったし」
「やけに…静かなのよね、問題も起きてるのに」

[メイン] 石田雨竜 : 「不満を外に漏らさない…そんな町じゃない」

[メイン] 石田雨竜 : 「なにが起きてるんだ…」
不安が胸をよぎる

[メイン] グレーテル : 「仮にありえない程民度がいいと仮定しても、問題提起すらされないのは妙ね」

[メイン] グレーテル : 「そこで、私は一つ仮定した」

[メイン] グレーテル : 「"町から出られない"ようにされている」

[メイン] グレーテル : 「陰謀論じみてるけどね」

[メイン] 石田雨竜 : 「現にそうだろう?調べたとおりならな」

[メイン] グレーテル : 「どうでしょうね、でもまぁ」

[メイン] グレーテル : 「…そう考えた方が楽しそうよね」

[メイン] グレーテル : そう言いつつ、歩き出す
食べつくしたベビーカステラの袋をゴミ箱へ

[メイン] 石田雨竜 : 「グレーテル、僕は不通になってる異常さは気になる」
「君は最初に外に出たいと言った」
「どっちなんだ?外に出たいのか異常を理解したいのか」

[メイン] グレーテル : 「簡単よ」

[メイン] グレーテル : 「何が起きてるか知って、ついでに外でも確認する」

[メイン] グレーテル : 「理想としてはね」

[メイン] グレーテル : そして問いかける…

[メイン] 石田雨竜 : 「贅沢だな」

[メイン] グレーテル : 【選択肢】
①.街の中を探索する
②.人物を捜索する
③.自由提案
④.インスピレーションする

[メイン] 石田雨竜 : ①かな
工事中の道路を通れないか交渉しに行く
工事の指示も聞けるかもしれない

[メイン] グレーテル : いいわよ

[メイン] グレーテル : では…
外につながる道路は三つ

[メイン] グレーテル : 東/西/北
にあるわ、南は代わりにトンネルが開通するはずだった

[メイン] グレーテル : どこを確認する?

[メイン] 石田雨竜 : 盃よ西方に傾け

[メイン] 石田雨竜 : 西

[メイン] グレーテル : OK

[メイン] グレーテル :  

[メイン] グレーテル : 移動につき、時刻の進行が確定しました

[メイン] グレーテル :

[メイン] グレーテル : 二人は市街南へ移動し、そして道路に向かう

[メイン] グレーテル : そこには、工事の看板などが置いてあるが

[メイン] グレーテル : …人はいない

[メイン] グレーテル : 「…?」

[メイン] グレーテル : 「重機はある」

[メイン] 石田雨竜 : 「夜は休憩するものだ」
「と普段なら言うが」

[メイン] グレーテル : 「道具もある」

[メイン] グレーテル : 「…人気は無いわね」

[メイン] 石田雨竜 : 「今の状況だとなんでも怪しく見えるな」

[メイン] グレーテル : 「ただまぁ、"素通り"は出来そうね」

[メイン] グレーテル : 「急な坂道を徒歩だけど」

[メイン] 石田雨竜 : 「完全に遮断されてるわけじゃないみたいだな」

[メイン] グレーテル : 「さあね」

[メイン] 石田雨竜 : 工事現場の中を歩いて見て回ります

[メイン] 石田雨竜 : 「待ってろ見てくる」

[メイン] GM : 何か技能は使う?

[メイン] 石田雨竜 : 見聞色アロー

[メイン] GM : 振れ

[メイン] 石田雨竜 : CCB<=80 (1D100<=80) > 48 > 成功

[メイン] GM : …やはり人影はない、が

[メイン] GM : ここで気付く

[メイン] GM : 道路の先には、道…など甘い考えだった

[メイン] GM : そこには、壁

[メイン] GM : "これが何なのかわからない"が

[メイン] GM : 壁がある

[メイン] GM : コンクリートでもない、金属とも違う

[メイン] GM : 黒ずんだ、捻れたような壁

[メイン] 石田雨竜 : 「これは……どういうことだ」

[メイン] 石田雨竜 : 見上げてみるけど高い?あたりを見ても続いてそう?
もしかして進撃の巨人?

[メイン] GM : 見上げると…先は薄暗く見えない

[メイン] GM : 照らす光源も無い、だが…少なくとも一晩で建てられる壁じゃない

[メイン] GM : そして、その壁は囲うように続いている
森の中に続くのでその先はわからないが…

[メイン] 石田雨竜 : 「死じゃなくて壁によって包囲されているじゃないか」

[メイン] 石田雨竜 : 「………」

[メイン] 石田雨竜 : 「グレーテルこっちまで来られるか」

[メイン] 石田雨竜 : 「大変だぞ」

[メイン] グレーテル : 「…あら」

[メイン] グレーテル : 「これ凄いわね」

[メイン] グレーテル : 「もしかして、本当に─」

[メイン] GM : 時刻

[メイン] GM : 0:00

[メイン] GM : 唸るような

[メイン] GM : 響くような

[メイン] GM : 水の音が、聞こえる

[メイン] GM :  

[メイン] グレーテル : 「…?」

[メイン] グレーテル : 「まぁいいわ、取り敢えず…」

[メイン] グレーテル : 「真面目に、出るのは厳しそうね」

[メイン] 石田雨竜 : 「落ち着いてるな」
「僕はあまりにも異常で…」

[メイン] グレーテル : 「驚いているわよ」

[メイン] グレーテル : 「だって、精々こういうのは疑うのがピークだもの」

[メイン] グレーテル : 「事実が陰謀を超えるの初めてね」

[メイン] 石田雨竜 : 「起きるはずがないんだ…壁なんて」

[メイン] グレーテル : 「…ふむ」

[メイン] グレーテル : 「工事は目くらましか、或いは…」

[メイン] 石田雨竜 : 「28日にはなかったはず…だよな?」

[メイン] グレーテル : 「29日の明るいうちにはまずないわ」

[メイン] グレーテル : 「だって、見えるもの、こんな大きさ」

[メイン] 石田雨竜 : 「そうだな。いや来るまで僕たちだって気が付かなかったんだ」

[メイン] グレーテル : 「暗いからよくわからなかったけど…」

[メイン] グレーテル : 「"照らして"確認する?」

[メイン] グレーテル : 「なんだか、ちょっと怖いわね、ふふ」

[メイン] 石田雨竜 : 「ものすごくだ。なにかとんでもないことが起きてる…」

[メイン] グレーテル : 「奇妙ね」

[メイン] 石田雨竜 : 「外から来た人と…他の通り道も確かめてみるか?」

[メイン] グレーテル : 「…任せるわ」

[メイン] グレーテル : 「どちらにせよ、思考に集中したくてね」
「行先の候補になるのは…」

[メイン] グレーテル : 【候補】
・市街地中央/東/西/南(今ここ)/北
・施設(発見により開放)
・山岳(暗くて危険)

[メイン] グレーテル : 現在施設の候補は駅/トンネル辺りね

[メイン] 石田雨竜 : 駅を

[メイン] グレーテル : わかったわ

[メイン] グレーテル :  

[メイン] GM : …駅へ向かっている途中、違和感を感じるでしょう

[メイン] GM : 市街中央に位置する、その駅にこそ何も無い

[メイン] GM : しかし

[メイン] GM : 道すがら、響く水の音

[メイン] GM : 雨も降らず、台風も無い
平穏な天気なのに

[メイン] GM : マンホールや、排水口、用水路

[メイン] GM : 全てから、微かに水が溢れている

[メイン] GM : まだ、微か

[メイン] GM : しかし、止まらない…

[メイン] グレーテル : 「…なにこれ」

[メイン] 石田雨竜 : ぴちゃ
「僕に言えることは」

[メイン] 石田雨竜 : 「水道を通って大脱出も無理になったってことだ」

[メイン] グレーテル : 「面白い事考えるのね」

[メイン] グレーテル : 「…実行できなくて残念だわ」
排水口をのぞき込むが

[メイン] グレーテル : 底が見えない程、暗い水だった

[メイン] 石田雨竜 : 「水も囲まれてることと関係あるに違いない」

[メイン] 石田雨竜 : 「本当に街を出ないと大変なことになるかもな」

[メイン] グレーテル : 「それは面白そうな半面、困るわね」

[メイン] GM : そう話しつつ、駅へ

[メイン] GM : …人が居ない

[メイン] GM : 駅員も、時刻では対応時間外
対応センターはシャッターが閉まっている

[メイン] 石田雨竜 : 「クソ…!」
電光掲示板を見る

[メイン] GM : 只今、無期限遅延中
大変ご迷惑おかけしております

[メイン] GM : 電車と通行者の接触があり…

[メイン] GM : と続く

[メイン] 石田雨竜 : 「誰もいないのか!?冗談だろ」

[メイン] グレーテル : 「駅員はこの時間いない事もある…地方だしね」

[メイン] グレーテル : 「…人が居ないのは驚きだけど」

[メイン] グレーテル : …と話していると

[メイン] 石田雨竜 : 改札内入って駅のホームまで見る

[メイン] 石田雨竜 :

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : 「…?」

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : 「あっ、やっとだれか居た…」

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : 「こんばんは」ぺこり
と、近くの喫煙室から出てくる

[メイン] 石田雨竜 : 「あ、あぁこんばんは」

[メイン] 石田雨竜 : 何から話すべきだ

[メイン] グレーテル : 「…やっとマトモそうな人が居たわね」

[メイン] グレーテル : 「ま、状況でも聞いてみたらいいんじゃない」

[メイン] 石田雨竜 : 「列車、いつから止まってるか。なにが起きてるか知ってますか?」

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : 「それが…わからない」

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : 「電車に乗って帰ろうと思ったら、止まってて」

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : 「仕方ないから何時間か他所で待ってたんだけど」

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : 「今度は誰も居なくなってた」

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : 「"20時"くらいにはまだ人もいたんだけど」

[メイン] 石田雨竜 : 「外からの方でしたか」

[メイン] 石田雨竜 : 「宿泊先、取った方がいいですよ。たぶん」

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : 「うん、仕事で少しね」

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : 「…そのつもりだったんだけど」

[メイン] 石田雨竜 : 「?」

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : 「近くのホテルとかも、全部閉まってた」

[メイン] 石田雨竜 : 「は?」

[メイン] 石田雨竜 : 「いや…そんな」

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : 「本当」

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : 「予約が埋まってる、とかじゃなくって」

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : 「なんか…やってない」

[メイン] グレーテル : 「妙ね」

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : 「ホテルとかは殆どやってなくて、ネカフェとかはあったけど…」

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : 「…そこで宿泊はなんか、アレだし」

[メイン] 石田雨竜 : 「……」

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : 「なんで軒並み閉まってるんだろうね、"ホテル"だけ」

[メイン] 石田雨竜 : 「それもそうかもしれませんが…」

[メイン] 石田雨竜 : 「ホテルも閉じて…そう道もたぶん使えなくなってるんですよ」

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : 「…?」

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : 「道も?」

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : 「なんで?」

[メイン] 石田雨竜 : 「こいつが」
グレーテルを指して

[メイン] 石田雨竜 : 「外に出られなくなってると言い出して」

[メイン] 石田雨竜 : 「西の道を見てきたんですが、壁に塞がれていました」

[メイン] グレーテル : 「提案しただけ」

[メイン] 石田雨竜 : 「たぶん線路も歩いて行ったら壁があるんだと思います」
それを確かめる気持ちもあった

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : 「……」

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : 「なんか…それ」

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : 「怖いんだけど、ドッキリ?」

[メイン] 石田雨竜 : 「カメラはありませんよ」

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : 「…らしいね」

[メイン] 石田雨竜 : 「僕たちもドッキリ仕掛けられる側って線も…」

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : 「じゃあ、調べ物でもしてるの?」

[メイン] 石田雨竜 : 「そうですね。2つ」

[メイン] 石田雨竜 : 「出る方法となぜ起きてるのか」

[メイン] 石田雨竜 : 「人もいない。あなたがいてよかった」

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : 「…」

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : 「じゃあ、気になる所なんだけど」

[メイン] 石田雨竜 : 「はい」

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : 「閉まってる建物だけど、開きっぱなしの場所もあった」

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : 「人が居ない、って言うなら…調べても怒られないかもね」

[メイン] 石田雨竜 : 「ここですか?」

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : そうして、マップアプリで位置を見せてくる

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : そこは、中央区でも特に一番大きなホテルだ

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : 「うん」

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : 「電気も付いてるし、危ない事は無いと思うけど…」

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : 「一緒に行ってみる?」

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : 【同行】
①.する
②.しない

[メイン] 石田雨竜 : ①する

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : いいよ

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : では…

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : 「…じゃ、行ってみようか」

[メイン] 石田雨竜 : 「どこも異常なんだ。どれも繋がってるでしょう」

[メイン] グレーテル : 「まるでこの町全部がおかしいみたいね」

[メイン] GM : では、貴方達が出る頃

[メイン] GM : 街は浸水が進み、足元に水が張っている

[メイン] GM : といっても、足先が濡れる程度ではあるが

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : 「…ええ」

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : 「風邪ひきそう」

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : そんなボヤキをしつつ…ホテルに到着した

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : 説明通り、ホテルは開いたまま

[メイン] 石田雨竜 : 「さっきは水も少なかったんですけどね」
心外な顔

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : エントランスに人は居ない
受付ももちろんだ

[メイン] 石田雨竜 : 「…お邪魔します」

[メイン] グレーテル : 「ここ来るのは初めてね」

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : 「…何処から見る?」

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : 【選択肢】
①.受付
②.部屋まで上がってみる
③.自由提案

[メイン] 石田雨竜 : 受付で…今って名簿見ることできるかな

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : 見れる

[メイン] 石田雨竜 : 個人情報もらおう

[メイン] 石田雨竜 : 時間と人数だな

[メイン] GM : 調べてみると…

[メイン] GM : 特に名前に怪しい点はないのだが

[メイン] GM : 突然29日、夜に差し掛かるごろ

[メイン] GM : 三つ部屋を並べて借り上げているグループがありますね

[メイン] 石田雨竜 : えっと29日だから…

[メイン] 石田雨竜 : 今日か

[メイン] GM : もう日付変わってますけどね
そうです

[メイン] 石田雨竜 : パラパラ
「怪しいのは…」
カップルもいれば個人もいて特に今日の中で

[メイン] 石田雨竜 : 「これか…」

[メイン] 石田雨竜 : 団体のところを指さしながら二人に見せる

[メイン] グレーテル : 「ふむ」

[メイン] グレーテル : 「調べてもいいんじゃない?部屋総当たりなんて夜が明けるし」

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : 「賛成」

[メイン] 石田雨竜 : 「そのつもりだ。別にここで待っていてくれてもいい」

[メイン] グレーテル : 「なんで?」

[メイン] グレーテル : 「面白そうじゃない」

[メイン] 石田雨竜 : 「なら行くぞ」

[メイン] グレーテル : ということで二人は付いてくるでしょう

[メイン] GM : では、階を上がり該当の部屋に

[メイン] GM : すれば、扉が開いてるのも見えるでしょう

[メイン] GM : 三つ、並んで開く部屋

[メイン] GM : そこから、水が漏れているのも

[メイン] 石田雨竜 : 「おい!なにがおきてる!」

[メイン] 石田雨竜 : 濡れたくね~~~

[メイン] 石田雨竜 : つま先立ちで部屋の様子見に行きます

[メイン] GM : そうしてみれば、部屋の中では…

[メイン] GM : 机を並び替え、何かを飾るように

[メイン] GM : 左右の部屋には溶け切った蠟燭に、腐った肉片のようなもの

[メイン] GM : 中央には、コップに満たした水と
その底に沈んだ何か

[メイン] 石田雨竜 : 「ッ!」

[メイン] 石田雨竜 : 辺りを一度見回してから

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : 「…なにこれ?」

[メイン] グレーテル : 「なんとまぁ…黒魔術的ね」

[メイン] 石田雨竜 : 「わからないですよ!」

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : 「…」

[メイン] 石田雨竜 : 中央の部屋に入っていく

[メイン] 石田雨竜 : 見聞色の力をお見せします

[メイン] GM : 何調べるの

[メイン] 石田雨竜 : とりあえず…コップの中

[メイン] GM : どうぞ

[メイン] 石田雨竜 : CCB<=80  (1D100<=80) > 30 > 成功

[メイン] GM : では、コップの底にあるのは…

[メイン] GM : 魚、のようだが

[メイン] GM : 異常な見た目をしている
眼が多すぎる、口が退行している、ヒレが歪んでいる

[メイン] GM : そして、ひどく黒ずんでいる

[メイン] GM : 何よりも…

[メイン] GM : この状態で生きている

[メイン] 石田雨竜 : 「うわぁ!!?」

[メイン] 石田雨竜 : 「魚…?なのか?」

[メイン] 石田雨竜 : 後ずさり

[メイン] グレーテル : 「…魚ね」

[メイン] グレーテル : 「鰓がある、ヒレの形や配置も…間違いではない」

[メイン] グレーテル : 「少し数が多くて、まったく既存の種に該当しないけど」

[メイン] 石田雨竜 : 「そう言うことじゃない……」

[メイン] 石田雨竜 : 「どうしてこの部屋この場所で…」

[メイン] 石田雨竜 : 「まるで儀式じゃないか」

[メイン] グレーテル : 「そういう事じゃないの?」

[メイン] グレーテル : 「そうでもないと、今起きている事実に繋がる思考はし難いわ」

[メイン] 石田雨竜 : 「まあ……ああ」

[メイン] グレーテル : 「強いて言えば、重要なのは」

[メイン] グレーテル : 「その儀式が何を目的としているか、じゃないの?」

[メイン] 石田雨竜 : 「儀式だとして、済んだのか今も続いてるのか」

[メイン] 石田雨竜 : 「そうだな目的もだ」

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : 「どうなんだろう…ね」

[メイン] 石田雨竜 : 「なにか手順書、計画書は……さがそう」

[メイン] グレーテル : 「…そうね」

[メイン] GM : この場面では調査に技能のほか、アイデアでも構いません

[メイン] 石田雨竜 : でもアイデア60しかないんですよ

[メイン] 石田雨竜 : 頼れるのは見聞色

[メイン] GM : いいですよ

[メイン] GM : 降りなさい…

[メイン] 石田雨竜 : CCB<=80 振りますよ… (1D100<=80) > 82 > 失敗

[メイン] 石田雨竜 : ここにきて…!

[メイン] グレーテル : ccb<=80 目星 (1D100<=80) > 67 > 成功

[メイン] グレーテル : 同行者も技能を持っている…ということよ

[メイン] 石田雨竜 : グ…グレーテル!

[メイン] グレーテル : 人数が少ない時の保険にね

[メイン] 石田雨竜 : さすがメガネだ

[メイン] GM : ということで、捜索の結果
貴方は配置の指定を発見した

[メイン] GM : 指定を見るに、何かになぞらえているのはわかるだろう

[メイン] GM : …指定の一つに、方角がある
東と西を埋めるように左右の部屋を取ったようだ

[メイン] GM : 北は窓、南は廊下
こちらは"埋める"ことはできなかったようだ

[メイン] GM : そして、中央のコップが主題のようだが…
書いてある文面は理解できないものだった

[メイン] 石田雨竜 : 「………」

[メイン] GM : 読むことが出来ない説明文
重要なのか強調してるのだけは確かだ

[メイン] グレーテル : 「…」

[メイン] グレーテル : 「そういえばだけど」

[メイン] グレーテル : 「西と言えば、あの壁よね」

[メイン] 石田雨竜 : 「なんだ」
読めない文章に唸ってる

[メイン] グレーテル : 「この図案、すごく単純に考えたら」

[メイン] グレーテル : 「この町に重ねたりできそうじゃない?」

[メイン] グレーテル : 「ってね」

[メイン] 石田雨竜 : 「いやなこと言うな」

[メイン] 石田雨竜 : 「水が溢れてるところもそっくりに見えてくるじゃないか」

[メイン] 石田雨竜 : 「………………」

「このコップ…重なるならこの町のなんだ」

[メイン] グレーテル : 「"全部が繋がってる"でしょ」

[メイン] グレーテル : 「貴方の試行を真似ただけ」

[メイン] グレーテル : 「…そうね」

[メイン] グレーテル : アイデアどうぞ

[メイン] 石田雨竜 : CCB<=60 (1D100<=60) > 77 > 失敗

[メイン] 石田雨竜 : 僕は…馬鹿だ

[メイン] グレーテル : ccb<=75 (1D100<=75) > 4 > 決定的成功/スペシャル

[メイン] 石田雨竜 : グレーテル”さん”!!

[メイン] グレーテル : 「…」

[メイン] グレーテル : 「…この町の形は窪地」

[メイン] グレーテル : 「それも、綺麗に器状」

[メイン] グレーテル : 「コップ、というのはド直球な例えじゃない?」

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : 「水が浸ってるのもそういうやつ?」

[メイン] 石田雨竜 : 「この街をどうして」

[メイン] 石田雨竜 : 「クソ」

[メイン] グレーテル : 「さあ…」

[メイン] グレーテル : 「…ただ、そうなると」

[メイン] グレーテル : 「この水どこまで"浸る"のかしら」

[メイン] グレーテル : 「ここら辺、建物は大きくても限度はあるわよ」

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : 「沈むかも?」

[メイン] 石田雨竜 : 「見上げた時壁は」

[メイン] 石田雨竜 : 「正直途方もなかった」

[メイン] 石田雨竜 : 「壁とコップが照応するならこの街まるごと」

[メイン] グレーテル : 「…ふむ」

[メイン] グレーテル : 「一先ず、移動してもいいかもね」

[メイン] グレーテル : 「"中央区"は特に低いのよ」

[メイン] グレーテル : 「真っ先に沈むならここね」

[メイン] 石田雨竜 : 「籠城には向かないな」

[メイン] グレーテル : 「ただ、移動するなら目的は決めておくべきでしょうね」
「ここを調べものするにせよ、時間が少ないかも」

[メイン] スヴェトラーナ・天羽 : 「ここいらで一番大きな建物は…電波塔?」

[メイン] グレーテル : 「次点でホテルね」

[メイン] 石田雨竜 : 「ただ…原因はコイツのように見える」

[メイン] 石田雨竜 : 「2人は先に電波塔、難しいだろが昇ってくれ」

[メイン] グレーテル : 「…あら」

[メイン] グレーテル : 「まさか」

[メイン] グレーテル : 「…それ触るの?勇気があるのね」

[メイン] 石田雨竜 : 「最悪、町が沈む。それは避けたい」

[メイン] 石田雨竜 : 「すぐにって訳じゃない。触ってなにか起きても電波塔にいれば…なんとかなるかもしれないだろ?」

[メイン] グレーテル : 「…どうでしょうね」
「ふむ」

[メイン] グレーテル : 「なら一つ安全策を取っていい?」

[メイン] 石田雨竜 : 「安全になるならどんなことでも」

[メイン] 石田雨竜 : 「なんだ」

[メイン] グレーテル : 「逃がすのはスヴェトラーナさんだけでいいわ」
「貴方が触る役目で」

[メイン] グレーテル : 「私がいざって時の為に」
「ありったけ浮きと防水用具を着てあなたと命綱を結ぶ」

[メイン] グレーテル : 「可能性を広く取りましょう」
「水没するだけなら浮力で勝っていれば問題ないわ」

[メイン] 石田雨竜 : 「グレーテル。危険な人間が増えてるぞ」

[メイン] グレーテル : 「塔まで沈まない保証はないわ」

[メイン] グレーテル : 「二人並んで沈むくらいなら、泳いで逃げる可能性を保持したいわね」

[メイン] 石田雨竜 : 「………」
「わかった」
「浮きを探そう」

[メイン] グレーテル : 「問題ないわ」
「適当なペットボトルでも抱えればいい」

[メイン] グレーテル : 「…同行に文句はないわね?」

[メイン] 石田雨竜 : 「文句はある。塔で浮きを持った方が君は安全だ」

[メイン] 石田雨竜 : 「でも、感謝する」

[メイン] グレーテル : 「いいのよ」

[メイン] グレーテル : 「付き合わせた礼とでも思ってなさい」
「…で」

[メイン] グレーテル : 「どう触るつもり?」

[メイン] 石田雨竜 : 「儀式で壁がコップに…魚はなにかわからないが触れない方がいいだろう」

[メイン] 石田雨竜 : 「水が一番町にとって問題だと思ってる」

[メイン] グレーテル : 「私の推察なんだけど」

[メイン] 石田雨竜 : 「だから水がコップにたまらないように……」

[メイン] 石田雨竜 : 「?」

[メイン] グレーテル : 「…水を吐き出させるとして」

[メイン] グレーテル : 「町をコップで例えると、そっちに穴をあけるとしたらどこが一番か、は気にならない?」

[メイン] グレーテル : 「事実として、この器には穴が"開きかけ"だし」

[メイン] 石田雨竜 : 「壁を繋げるつもりで側面にと思ってたけど…」

[メイン] 石田雨竜 : 「開きかけだって?」

[メイン] グレーテル : 「覚えてる?」

[メイン] グレーテル : 「トンネル、中止させられてたって言ったでしょ」

[メイン] 石田雨竜 : 「南側か」

[メイン] グレーテル : 「コップの側面、小さくても穴が開いたら」
「そりゃ水は溜まらない…そういう事じゃない?」

[メイン] グレーテル : 「まあ、私たちでトンネルの封鎖を破るのは難しいでしょうけど…」

[メイン] グレーテル : 「訳もわからないところに穴をあけるより」

[メイン] グレーテル : ペンを持ち、コップの南下部にバツ印

[メイン] 石田雨竜 : 「町とコップは対応してるか」

[メイン] グレーテル : 「穴がある筈の場所を選ぶ方が、リスクは減ると思うわ」

[メイン] 石田雨竜 : 「その通りだ」

[メイン] 石田雨竜 : 「まだ町の多くは…水が増えてることに気が付いてない」

[メイン] 石田雨竜 : 「混乱する前に終わらせるぞ」

[メイン] グレーテル : 「他人優先とは…案外余裕があるのね」
軽口をたたきつつ

[メイン] グレーテル : 「それじゃ、開通式といきましょうか」

[メイン] グレーテル : 「勝手にだけどね」

[メイン] 石田雨竜 : 「包囲はこれで終わりだ」

[メイン] グレーテル : 「…で、何で開けるの」
「これ使う?」
備品のハサミを持って

[メイン] 石田雨竜 : 「いや」

[メイン] 石田雨竜 : 「これだ」

[メイン] 石田雨竜 : 手元で矢を形成し

[メイン] グレーテル : 「…」

[メイン] 石田雨竜 : 「クラスのみんなには内緒だよ」

[メイン] グレーテル : 「随分な殺し文句ね…それじゃ」

[メイン] グレーテル : 石田の腰に縄を巻き付けて

[メイン] グレーテル : 「やりなさい」

[メイン] 石田雨竜 : 「さぁ」
印をつけた場所に矢をあてがい
引いて突き刺す

[メイン] 石田雨竜 : 「開通だ」

[メイン] GM : コップには、確かに矢が突き刺さると

[メイン] GM : 激しい音とともに、何かが壊れていく音が響き

[メイン] GM : 窓から外を覗けば
南で上がる煙と…

[メイン] GM : 空模様が変わっていくだろう

[メイン] GM : 見上げていないから、気付いてなかったかもしれないが
空には月も星も浮かんでいなかった

[メイン] GM : ぼやけて、それは水底から覗くような歪み

[メイン] GM : それが、晴れていく

[メイン] グレーテル : 「…成程」

[メイン] グレーテル : 「とっくに沈んだ後ではあるのね」

[メイン] 石田雨竜 : 「勘弁だ。ここから濡れてたことに気が付くのは」

[メイン] グレーテル : 「まぁ…でも」

[メイン] グレーテル : 「それも終わりね」

[メイン] GM : 水が抜けて、壁が明瞭になると

[メイン] GM : はるかに大きな壁は崩れて、幻のように

[メイン] GM : そして…最後に

[メイン] GM : ガシャン

[メイン] GM : コップの割れる音

[メイン] GM : …中の魚が暴れて、落ちていたのだ

[メイン] GM : しかし、水を失ったそれは
溶けるように消えていく

[メイン] GM : 元より、この世の存在じゃなかったのか
それもまた、幻のように

[メイン] グレーテル : 「…」

[メイン] グレーテル : 「意外と、あっさり終わった方じゃない?」

[メイン] 石田雨竜 : 「死ぬほど緊張したっていうのに」

[メイン] 石田雨竜 : 「………」

[メイン] 石田雨竜 : 「済んでよかったよ」
「町の外出てみるか?」

[メイン] グレーテル : 「その必要はないわ」

[メイン] グレーテル : 「見下ろしてみなさい」

[メイン] グレーテル : 窓から街を覗けば

[メイン] グレーテル : …何でもないように、通行人の影

[メイン] 石田雨竜 : 「いつも通り」

[メイン] グレーテル : 「理屈は知らないけど」

[メイン] グレーテル : 「存外、私たちの方が連れてかれてたのかもね」

[メイン] グレーテル : 「…どちらにせよ、もう関係のない事だけど」

[メイン] 石田雨竜 : 「ああ終わったんだ」

[メイン] 石田雨竜 : 「僕たちも帰ろう」

[メイン] 石田雨竜 : 「年末に風邪をひいたらたまったもんじゃない」

[メイン] グレーテル : 「それもいいけど」

[メイン] グレーテル : 「街に人が戻ってきてると言う事は…」

[メイン] グレーテル : 「私たち、不法侵入ね」

[メイン] 石田雨竜 : 「……」

[メイン] グレーテル : 「…」

[メイン] グレーテル : 「ついでに言うとスヴェトラーナさんはもっと大変」

[メイン] 石田雨竜 : 「あっ」

[メイン] グレーテル : 「…」

[メイン] グレーテル : 「帰る前にもう一仕事、ね」

[メイン] 石田雨竜 : 「ああ。助けにいく」

[メイン] グレーテル : そんなこんなで…

[メイン] GM : 貴方達は、不穏な夜を超えて

[メイン] GM : 結局、地に足着いた暮らしに戻るのでした